計算に電卓を立ち上げるのは普通のこと。けれど、その結果をどう使うでしょうか。文章を書いているとき計算が必要なのは、文中に数字を埋め込みたいとき。だとしたら、そのままエディタで数式が書ければ便利でしょう。そしてDraftPadならソレが出来ます。
DraftPad 1.6.2
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Manabu Ueno)
カーソル行を演算するアシスト。あるいは、範囲選択した数式の計算をします。演算子の記述方法はJavascriptに準拠するので、簡単に説明してみます。
draftpad://self/web?source=<script>function main(x){ans=x.current+%22 = %22+eval(x.current.replace(/@/g,%22Math.%22));draftpad.replaceCurrent(ans)}location=%22draftpad:///webdelegate?load=main%22</script>¤t=<@>
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足し算は「+」で引き算は「-」。掛け算は「*」で割り算は「/」。これが基本の演算子です。そして、()で数式を括ることも出来ます。数式を書いてアシストを実行。
エディタだから修正も簡単。同じ数式を何度でも再利用できる。しかも、今回はカーソルがどこにあっても、数式の終わりに計算結果が付くようにしました。
Math関数にも対応しているので、Math.sin()やMath.cos()も使えます。「Math.」は「@」で代用できるようにしてあり、下記のように記述します。
@sqrt(x) x の平方根。 @pow(x, y) ベキ乗。x を y 回掛け算します。 @abs(x)絶対値。 @round(x) 四捨五入で整数値。 @ceil(x) 切り上げで整数値。 @floor(x) 切り捨てで整数値。 @sin(x) サイン。x はラジアンで指定します。 @cos(x) コサイン。 @tan(x) タンジェント。 @log(x) 自然対数。 @exp(x) 指数関数。 @random() 0から1未満の乱数。 @PI パイ。円周率の値を返します。 @E 自然対数値。
また「;」で区切ると複数行をまとめることが出来ます。代入式を用いることもでき、サイコロのようにランダムに数字を返す関数も、下記のように表現できます。
x=6;@floor(@random()*x)+1
このアシスト自体は「カーソル行を加工するアシスト」の雛形になっています。main(x){…}の中身を書き換えれば、どんな処理でも賄えます。x.current でカーソル行を取得し、draftpad.replaceCurrent(…) で置換。これまでのアシストも、骨組みはこの形式です。何か新しいアシストを作ってみたい方は、ご自由にお使いください。