物理的なボタンは確実に劣化するので多用したくありません。使う場面を減らしたい。思うにホームボタンを押す場面は2つです。ホーム画面に戻るときとマルチタスクを起動するとき。この2つは1つの解決法で解消するんじゃないか。それが以下の方法です。
裏技AssistiveTouch
- 設定アプリを起動します。
- アクセシビリティからAssistiveTouchの項目を開きます。
- 「最上位メニューをカスタマイズ」を開きます。
- 表示項目を1つだけにします。
- 項目を「マルチタスク」に設定します。
こう設定すると、どんなことが起こるのでしょうか。
マルチタスク
普通は「AssistiveTouchを開きメニューから選んで」と手数が多いのですが、設定項目が1つだと瞬時にマルチタスク。ホームボタンを二度押しするより速い。すぐAppSwitcherになります。慣れるとホームボタンさえ手間に思える。
AssistiveTouchは画面上に常駐するので、ドラッグして(パズドラとかで影響の出ない)右上に置きます。明度も15%で。普段はあることも忘れるくらい。
ホーム画面
じゃあ、ホーム画面に戻るのはどうするのか。AssistiveTouchに「ホーム画面」を追加する、ではありません。設定はそのまま。マルチタスクの余白をタップするとホーム画面に戻るからです。下余白をタップするのがミスなく分かりやすい。
キャンセル
アイコン長押しでアイコンの移動モードになりますが、そのキャンセルもホームボタン。でも通知センターを下ろすことでもキャンセルできます。この方法も意外と万能。
まとめ
TextwellとiOS11は相性が悪いようです。内蔵ブラウザでT.request()を使うと落ちます。今まで動いたはずのアクションがハングする。自作のReViewやAppSearchが動かなくて困っています。きっと仕様が変わったのでしょう。アップデート待ちです。
もしiPhoneが暗転して動作しなくなった場合は再起動で対処することになります。電源スイッチとホームボタンの同時押しを10秒以上続ける。するとリブートします。こういうときは物理ボタンが必須になりますね。代替手段はなさそうです。
でも、iPhoneXはホームボタンがないのに、ここあたりどう操作するんだろう?
追記
AssistiveTouchを「ホーム」だけにすると、ダブルタップがマルチタスクにもなるんだ。さっき設定して気づいた。こちらのほうが用途が広い。
ただ、しばらく使うと、うっかりAssistiveTouchに触ったときの脱力感が激しい。ホーム画面に戻されてしまう。マルチタスクならアプリを選び直すだけなのに、ホーム画面だとアプリの場所を探さないといけない。そうなると、やはりマルチタスク設定か。
これは宗教論争を呼びかねないレベルの難問。
おまけ
神山監督の『ひるね姫』を見ました。現実と夢とを繋ぎながら丁寧な物語を紡いでいる。ほっこりしました。いろんな映画のパロディにもなっているけど、そこはご愛嬌で。
で、ですね。エンディングに流れるのが「Daydream Believer」。50年前のモンキーズの曲です。でもモンキーズは脳天気な青春ソングですが、そこに忌野清志郎の歌詞が付くとジーンと来る。「and」を「そんで」と訳すセンスの良さ。映画もその歌詞をなぞるように作られていて、主人公が父親のほうだと気づくともう一度見返したくなります。