流動体としての日本語。
Vertica
Textwell 1.7.2
分類: 仕事効率化, ユーティリティ
価格:¥360 (Sociomedia, Inc.)
Textwell用縦書きプレビューを作ってなかった。ネット上には他の人たちの作品があるものの、自分用も欲しいかなと思い、一本仕上げてみました。「縦書き」を意味する vertical writing から Vertica と命名しました。コダワリを詰め込んでいます。
閲覧モード
起動すればテクストを縦書き表示します。やっぱり読みやすい。下辺にスクロール幅の表示があるので、現在位置を把握できると思います。
表示位置が上方向にずれる場合がありますが、ピンチインすれば収まり良く再描画します。再現性がないので、理由はわからないままですけど。(繰り返しているうちに、単に画面の下半分をタップしたときに、表示開始位置がずれることがわかってきました。上半分をタップして編集モードに入れば、そのあと閲覧モードに戻っても崩れずに済むようです。)
編集モード
文字編集にも対応しました。キーボードの有無で一行あたりの高さを変更し画面に収まるようにしました。縦方向のスライドカーソルも使えます。上下に画面を撫でるとカーソルも移動する。さらに二本指でスライドすると範囲選択になります。これが便利でリズミカル。
内蔵ブラウザを閉じるとき「Save」を選ぶと、本文を読み込みます。
まとめ
本格的な縦書きエディタになりました。iPadの場合はソース内の font-size: medium; を font-size: large; にしたほうが読みやすいかもしれません。そこはお好みで。
ひらがなは縦方向に書くために特化した文字形態で、書字をつなぐ動線が隠れています。筆の流れがそこにあり「手」と呼ばれる。身体の延長としての言葉がある。脳みそのいつもと違う部分が刺激され、懐かしさが込み上げる。そんな感触を楽しんでください。