iCloud経由のかわいいエディタ。
コンセプト

分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Shiny Frog di Matteo Rattotti e C. S.N.C.)
イタリアで開発されたmacOS/iOS互換のノートアプリです。7月から噂になっていました。「Evernoteに代わるクラウドノート」がコンセプトですが、触った感じはDropbox Paperに近いですね。拡張キーにカーソルやUndo/Redoがあり、iPhoneでも使いやすい。
URLスキーム
Bear implements the x-callback-url protocol, which allow iOS and Mac developers to expose and docume...
x-callbackが用意されています。新規だけでなく、追記やWebクリップも考えてある。これは面白いかもしれない。ブックマークレットとかいろいろ出てきそうだ。
Textwellアクション
TextwellでMarkdownを書いてBearに転送する。保存すればTextwellに回帰するアクションです。表組みのMarkdownは使えないみたい。あれ? HTMLタグも使えない。
追記: 23:40 「カーソル行を検索。空行のとき保存」という仕様に変更。
使い方
Markdownで書くとリッチテキストのように表示される。カメラロールから写真を貼りこむこともできます。箇条書きとチェックボックスを「*」と「-」で使い分け。タイピングすると自動で変換されるのは気持ちいい。このタイプのエディタの標準になりそうです。
他のアプリからも共有シートでBearを呼び出せます。SafariからだとMarkdownでリンクが追記される。リンク集を作るとき便利そう。Evernoteからのインポートや、PDFやDOCXでの出力にも対応しています。ただし、それは有料。底力は間違いなくある。
Add to Textwell
ちょっと注意が必要なのは、BearからTextwellにテキストを戻すとき。設定の「General」で「Markdown compatible mode」をオンにしないとテキストが貼り付きません。ⓘからEXPORTでMDを選び、Open in経由でTextwellに転送する方法も使えます。
まとめ
確かに次世代エディタって感じがする。ただフル機能で使おうと思うと月額150円。なるほど、着実に生き残るためには期間課金方式しかない、という結論なんだろうな。でも同期に関してはSimplenoteで良いし、MarkdownエディタとしてはコラボできるDropbox Paperがいい。ましてや、Evernoteと対抗するにはWindowsやLinuxもサポートし、Web上でも編集できるようにしないといけない。
まだ「Bearでなくては」の特徴がありません。ベースが出来たところ。デザインとしては申し分なく、単体のMarkdownエディタならコレをオススメします。無料で使えるし、インターフェースもわかりやすい。でもここから先だな。他のクラウドサービスを使っている人たちが、潜在的に持ちながら、言葉にできていない不満。それを見つけ出し拾いあげれば勝機はあるかも。
しかし、なぜ「クマ」だろうか? 「ゾウ」と生息地を棲み分ける前提か。