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Channel: W&R : Jazzと読書の日々
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iPhoneの純正メモに秘められた力をWorkflowで解放する:その4

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Textwellで使ったPagesネタを純正メモでもやってみます。


Pages

Pages 3.1.1
分類: 仕事効率化,ビジネス
価格: 無料 (Apple)

Pagesはアップル純正のワープロ・アプリです。4月18日からiOS版もMac版も無料になりました。使いやすいインターフェースに、WordやePubをサポートした出力形式。職場でMacを使っているなら、Pagesでプリントアウトするのが定石でしょう。まあ、綺麗な仕上がりになるので、試しで使ってみてください。惚れ込みますよ。


Workflow

Workflow: Powerful Automation Made Simple 1.7.3
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (DeskConnect, Inc.)

そうは言っても、文章の下書きはエディタを使ったほうが楽です。装飾に凝れない分、書くことに集中できる。フォントや配色にこだわり出すと、それだけで時間は過ぎてしまいますからね。そういうのは締め切り直前の、時間がない隙間でやったほうが良いんです。物理的な区切りがあれば、たとえ中途半端であっても諦めがつきます。

さて、今回は「純正メモの潜在力」がテーマなので、下書きもメモ・アプリを使います。メモに原稿を書いていく。ただひたすら自分自身をタイピングマシンへと進化させる。湧いてくる言葉を、湧いてくるままに打ち込んでいきます。仕上げは後でいい。文章の切り貼りも後回しにする。「物書きの神様」に降霊していただいて、それを自動筆記します。


純正メモからPagesに転送

純正メモの共有シートからPagesレシピを呼び出すと、Pagesに新しい用紙が作られ、そこにテクストが転写されます。見出しのスタイルを適用したり、カメラロールから写真を貼ったりすれば出来上がり。あるいは、かっこいいテンプレートに貼り付けてみましょう。スタイルが適用されて、手を加えなくても完成品っぽく変身します。


Pagesから純正メモに戻す

反対方向は「その2」で使ったMemoレシピが使えます。Pagesで「コピーを送信」を選び、「RTF」から「Run Workflow」。これで純正メモに転送。Markdown化できるかな、と思ったけど、結局本文を抜き出すほうが使い勝手が良かったので標準形式です。


PagesとDropboxの連携

Pagesは出力先にDropboxが使えます。「コピーを送信」から保存形式を選び「Dropboxで読み込む」を選択してください。Wordのdocxにも変換できます。

反対に、Wordファイルを開くこともできます。Dropboxアプリで対象のファイルを開き、「エクスポート」から「別のアプリで開く」でPagesを選択すればOK。ただし、Dropboxがフォントを理解できないことがあり、表示が崩れるけど。これが悲しい。


まとめ

まだまだ、書類の提出をWordで求められる場面が日常ではある。そんなときWordで直接文章を作ったりしません。まずエディタで下書きし、Pagesでレイアウトを整え、それからWord形式に変換するのが効率的。適材適所がモバイル・ライティングでの心得。

とくにiPhoneは画面が狭いから、ワープロ・アプリで文章を推敲するのは難しい。そこは純正メモを使ったほうがいいと思います。最後まで読ませてナンボのものですから。


iPhoneの純正メモに秘められた力をWorkflowで解放する:その5

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コラムを書く仕事を頼まれると、WorkFlowy上で小ネタを組み立て、一本の記事に仕上げています。オンラインのアウトライナー。日頃からネタを書き溜め、メタレベルで括れそうになったらグループ化する。これ無しでは文章が書けなくなる便利ツールです。


WorkFlowy

まずアカウントを作ります。無料のままだと月250行までの制限があるのですが、上の招待リンクから登録すると倍の500行になります。500行といっても改行の数なので、段落と同じと思ってください。結構大きなサイズですよ。毎月論文が出せるくらい。


下書きは純正メモで

Workflow: Powerful Automation Made Simple 1.7.3
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (DeskConnect, Inc.)

操作が独特なので、慣れないうちは純正メモで下書きしたほうが良いでしょう。Workflow経由で書き込む方法を使います。起動すると、メモをクリップボードに保存し、SafariでWorkFlowyが開きます。あとはお好きなところにペーストしてください。


Card形式を採用

このレシピは、書いた文章がブロック化する仕組みになっています。メモのタイトルを大見出しにします。本文をその下位項目になる。空行を入れると、次の行が小見出しになり、それ以下を下位トピックとして扱います。これを「Card形式」と呼びます。

iPhoneの小さな画面でも書きやすく、全体像が把握しやすい。試行錯誤して、この形式に落ち着きました。情報カードをWorkFlowyに作る感触です。


Safariからメモに戻す

SafariのWorkFlowyサイトで下記ブックマークレットを実行します。純正メモに転送。ブロックをCard形式に戻すので、そのままメモ上で書き直すことができます。

javascript:scheme="workflow://run-workflow?x-success=mobilenotes:&name=Memo&input=";d=0;p=selectOnActivePage(".selected").getProject();s=child(p);url=scheme+encodeURIComponent(s);open(url);function child(x){d++;var a=x.getName().text()+"\n";var c=x.getVisibleChildren();for(var i=0;i<c.length;i++){if(d==1) a+="\n";for(j=2;j<d;j++) a+="  ";a+=child(c.eq(i));}d--;return a;}

登録リンクはこちら→ http://tinyurl.com/mqxteaq

このブックマークレットは、いつものMemoレシピを使います。


MemoFlowy

MemoFlowy 1.8.1
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Michinari YAMAMOTO)

Safariに貼り付けるのが面倒な場合は、MemoFlowyを使う方法があります。こちらのレシピでWorkFlowyへのアップロードが自動で出来ます。MemoFlowyはトピック削除もできる必須のアプリ。WorkFlowyのモバイル版で足りないところを補ってくれます。・・・でもMemoFlowyを使うんだったら純正メモは要らないような? ぐぬぬ。


まとめ

アウトライナーは「文章の構成を整えるツール」ではありません。「文章の構造を見つけるツール」です。

メモは思いつきを書くだけで、構成を考える必要はありません。書いたものをWorkFlowyに転送し、段落をグループ分けする。流れを並べ替える。要らない行は隠す。そうした作業を繰り返すうちに「構造」は浮かび上がってきます。それがアウトライナー。

WorkFlowyについてはネット上に達人がたくさんいるので、研究してみてください。使い方がわかると、これがなかった頃どう文章を書いていたか忘れてしまう。どうして学校でこんな便利なものを教えてくれないんだろう? そんな倒錯した気持ちになります。

iPhoneの純正メモに秘められた力をWorkflowで解放する:その6

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Evernoteは走り書きからWebクリップまで、どんなデータでも保管しておけるパーソナル・データベースです。でもデータを取り出すことを考えていない。そのため再利用する機会を失いがちになる。もったいないんですよね。テクストを活かしきれない。

それでEvernoteから純正メモに転送する方法を考えてみます。


Workflowレシピ

Workflow: Powerful Automation Made Simple 1.7.3
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (DeskConnect, Inc.)

下記レシピをインストールしてください。


使い方

Evernoteからレシピを呼び出します。Evernoteアプリの共有シートから「Run Workflow」を起動し、「非公開リンク」からEverMemoレシピを立ち上げてください。文字装飾をMarkdownに変換し、純正メモに書き出します。これが再現率高めで使いやすい。

ただし、元の文章がプレーンテクストだと、改行が二重になります。WorkflowでMarkdown化するとき、リッチテクストでないと改行を増やしてしまうらしい。悩んだけれど、Markdown化の方が恩恵が多いので、このまま押し通すことにします。


純正メモからEvernoteに

ということで、Evernoteへの書き込みもMarkdown対応。


Markdownについて

純正メモは擬似Markdownを採用しているため、それに対応するレシピにしました。具体的には2つ難所があった。 1つは行頭を「* 」や「- 」で始めた場合。純正メモはこれを箇条書きのリストに変換します。もう1つは「1. 」で書き始めた場合。こちらは連番付きになります。この2つのケースに関しては、Workflow内で標準Markdownに変換し、Evernoteでもリストになるように工夫しました。同じ見た目になる。

もし意図しない変換になる場合は、リストは「+ 」を、連番は「0. 」をお使いください。なぜか純正メモはこの形式に対応していない。なんだか作り込みが中途半端なのですが、おかげで助かったと言うか、何と言うか。いまいち解せないけど。

もちろん「# 」を使って見出し化する方法も使えます。改行は普通の改行のままで構いません。「文末に空白を2つつける」なんて妙な仕様ではありません。英語圏なら意味があるんだろうけど、ここは日本だし。Markdownで書くと文章が引き締まります。


まとめ

Evernoteの共有シートに「メモに追加」はあっても、ただのリンク作成。しかもSafariで開く。それは違うよ。アプリでしょ。そう思ってモンモンしてきました。Evernoteの出力に関しては昔から不満があります。でも、Workflowがその不満を打破してくれる。

アップルがWorkflowを買収したあと、GoogleMapやPocketは使えなくなりました。なのに、Evernoteのサポートを継続しているのは、考えてみると不思議なことです。アップル自身が代替アプリを持っていないと認識しているのでしょうか。WorkflowにはEvernote関連のアクションが揃っています。活用しない手はありません。

もっとも、純正メモ自体がEvernoteに似てきてるんですけどね。

HandyFlowyで完了トピックだけ一括削除できると便利 DelComplete

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ボツになったトピックとかをCompleteで非表示にしながら、WorkFlowyで推敲しています。冗長な段落を一度非表示にし、それでも文意が伝わるかどうかチェックを入れていく。便利ですよね、文章がダイエットしてスリムになる。この2年間そんな推敲をしてました。

すると、そうなんです、読み込みが重くなります。だって、見えないけれど、裏で完了済みのトピックも転送されているんだから。だからと言って、一つひとつ手作業で消したいとも思わない。面倒臭がりは草刈りも苦手。楽して痩せたい。さてさて、いい方法はないか。


All Uncomplete

Extension script for HandyFlowy - WorkFlowy
Please visit our customer support portal to ask a question and view answers to common ...

HandyFlowyの中の人が公開してる機能拡張一覧。あ、新作が出てるなあ。なるほど、コンプリートされているトピックを復活する方法か。そんなところまでHandyFlowyはサポートしてるんだ。どんなスクリプトなんだろう。ちょっと中身を見てみよう。


DelComplete

HandyFlowy 1.4.2
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Michinari YAMAMOTO)

そんな軽い気持ちでソースを眺めていたら閃きました。これは反対に、完了したトピックだけ削除してしまうスクリプトも組めるんじゃないか。そう思い立ち、一箇所だけ書き換えたアバウトなシロモノです。リスク高め。自己責任でお使いください。

function a(p){
    var c = p.getVisibleChildren();
    var l = c.length;
    for (var i = 0 ; i < l ; i++ ){
        a(c.eq(i))
    }
    if (project_tree.getProjectReferenceFromDomProject(p).isCompleted()){
        p.getProject().deleteIt();
    }
}
if(confirm("Delete All Completed ?")) a(selectOnActivePage('.selected'));

登録リンクはこちら → http://tinyurl.com/mdjma8y


使い方

「完了項目:表示中」に切り替えてから、上記のスクリプトDelCompleteを実行。すると、現在表示中のトピックも含む下位項目から完了項目を探し、それを削除します。上位項目が「完了済み」になっていると、下位項目も一緒に消えるのでご注意ください。


ブックマークレット版

「でもiPhoneだけでしょ?」という場合でも、ブックマークレットを使えば一括削除できます。とはいえ、どんな環境でも大丈夫なのかは保証できません。とりあえず、全部消えても構わないトピックを立て、そこで完了項目だけ消せるか実験してみてください。

javascript:function a(p){var c=p.getVisibleChildren();for (var i=0;i<c.length;i++) a(c.eq(i));if (project_tree.getProjectReferenceFromDomProject(p).isCompleted()) p.getProject().deleteIt();}if(confirm("Delete All Completed ?")) a(selectOnActivePage('.selected'));

登録リンクはこちら → http://tinyurl.com/mbl9zyd


バックアップ

HandyFlowyをSimplenoteにバックアップする方法(ノート対応版)
WorkFlowyをアーカイブ。MemoFlowyがノート形式に対応しました。「-- Note Start --」と「-- Note End --」で挟むことで、WorkFlowyのノートに書き込むこ...

削除されたトピックは復活できません。無に帰します。Simplenote等にバックアップして作業するようにしてください。Completeされてないトピックには影響しない仕組みですが、何が起こるかわからないのが人生というもの。人生の奥深さを舐めてはいけません。


まとめ

YAMAMOTO氏に感謝。これこそ、前から欲しかった。ロードに時間がかかるようになったらWorkFlowyを掃除する。「is:complete」で検索し、一度対象トピックを確認すると良いでしょう。目視し、指差し確認し、問題がないと判断してからバッサリやってください。

Windows95のころ、暇があればデフラグしていたのを思い出します。頻繁にやっても無駄なんですけどね。でも不要になったものをパージする作業は快楽を産む。「ポトラッチ的な自滅行為に近接するタナトス的享楽」と言えば、まあ、言い過ぎでしょう。

iPhoneの純正メモに秘められた力をWorkflowで解放する:その7 Dropbox

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純正メモの共有シートは殺風景で、EvernoteもDropboxも出てこない。これが不思議なんですよね。プレーンテクストで書き出す設定になっていない。画像も扱うから独自形式にしているのかな。でも、純正メモをアプリ宇宙内で孤立させるのはもったいない。


Dropbox対応

Workflow: Powerful Automation Made Simple 1.7.4
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Apple)

前回Evernoteを作ったので、今回はDropbox対応版。1つのレシピで読み込みと保存、2つの機能を兼用します。立ち上げるアプリで性格を反転します。


Dropboxアプリから起動

Dropboxアプリでファイルを開き、「エクスポート」からDropboxレシピを実行。すると、純正メモに書き込まれます。実はDropboxの「エクスポート」は非公開リンクの作成なんだけど、末尾を変えると本体自体に変化する。その性質を転用した方法です。


純正メモから起動

純正メモの共有シートからレシピを実行。一行目がファイル名となり、本文全体をDropboxに保存します。「Save File」だけを使ったワン・アクション・レシピ。

デフォルトの保存先はDocumentフォルダにしました。ソース内のDestination Pathを「/Apps/Textwell/」とすればTextwellフォルダに保存。「/」を付けず「/Apps/Textwell」とするとTextwell.txtに上書きする設定になります。カスタマイズしやすい。

「Ask Where to Save」をオンにすると、保存場所を尋ねる設定にもなります。Workflowは自由度が高い。いろんなパターンの保存に対応しています。


Textwellからも

Textwell 1.7.1
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: \360 (Sociomedia)

Textwellから呼び出すことも出来ます。Textwell公式アクションは保存場所を制約されますが、Workflow経由だと制限がなくなります。好きなところに保存できる。

Import Textwell ActionDropbox


まとめ

Dropbox対応を謳ったエディタは多いけれど、Workflowのおかげで、それ以外のエディタでもDropboxに保存できる。アップルはとんでもないアプリを無料で開放することになりました。これまであったエディタ間の差別化を消し去ってしまったのですから。

Workflowは「プログラミング」でさえありません。Dropboxへの保存は、レシピに「Save File」を置くだけ。アクションを一つ選ぶと、今まで不可能だったことがiOSで出来るようになる。Workflow自体が、巨大なアプリの集合体になっているのです。

iPhoneの純正メモに秘められた力をWorkflowで解放する:その8 Google

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メモからWeb検索したい。曖昧な記憶を頼りにしていては筆が進まなくなります。思考が閉じて狭くなる。検索は情報の確認ではありません。思考の外部を引き込むことです。外部に繋がることで、次への連想が喚起される。思考が熟すための時間潰しも兼ねながら。


Googleレシピ

Workflow: Powerful Automation Made Simple 1.7.4
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Apple)

Web検索用のレシピ。Textwellなら「カーソル行をキーワードにして検索」ができるけれど、純正メモ+Workflowでは「カーソル位置」を取得できない。まあ、普通のエディタはカーソル行なんて取れないですよね。そこをどう捌くか考えてみました。


使い方

試行錯誤の末「メモの最終行がキーワード」となっています。あとSafariを立ち上げるのではなく、内蔵ブラウザ方式を採用してみました。これ、動作が軽い。

「検索」は、キーワードが先に浮かぶ行為です。決してブラウザを立ち上げてから考えるプロセスではありません。だとしたら、メモから単語を引用する方式じゃないと手順が合わない。「なにこれ?」と思ったら、それを調べる。人間の思考はそういう順番に生起します。それが「最終行がキーワード」を採用した理由です。


範囲選択から

キーワードは最終行だけではありません。単語を選択し、ポップアップメニューの「共有」からでも起動できます。実質、何でも検索できるレシピです。

今回はGoogle検索にしましたが、中身を見ればわかるように、「URL」を書き換えればどの検索サイトにも対応できます。どんな検索が必要かは人それぞれなので、このレシピを増殖させたり、メニューを組み込んだりして、どんどんカスタマイズしてください。


リンク作成

内蔵ブラウザの共有シートから「メモに書き込む」を選ぶとアイコン付きのWebリンクを作成できます。「文字を書く」とは別の次元に通路が開かれる。

そしてWorkflowも起動できる。とすれば、リンク作成レシピを作れば「屋上屋を重ねる」になって、どうなるんでしょう? このネタは次回深めてみます。


まとめ

インターネットのない時代の「検索」は、専門家だけに許された作業でした。「自分の知らないこと」を知るためにまず何を見ればいいかを知っている。そういうメタ知識が要求されていた。過去の「専門性」とは、そのメタ知識の有無を指していました。

現代における「専門性」は、その頃からは大きく変質しています。「まだネット上に書かれていないことがある」という感覚を要求される。「無知の知」の時代から「未知の知」の時代に移行しています。Googleが表示する「検索結果」は、その「無知」と「未知」のボーダー領域を示している。今回Googleで遊んでいるときにそんなことに気づきました。

でも「ネット上に書かれていないこと」を意識する知性となると、どうやったら磨けるのだろうか。なんか大変な時代に入っているなあ。最初の「思考の外部」のことなんですけどね。ほんと、難しくてわかんないや。

iPhoneの純正メモに秘められた力をWorkflowで解放する:その9 Linker

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Safariからブックマークレットでリンクを貼る。ブログを書くときの基本です。純正メモでも、Safariの共有シートから「メモに書き込む」を選べばリンクカードになります。ところが、独自形式なのでブログに貼り付ける方法がありません。将来的には解析したいけれど、今は一般的なHTMLタグのリンクカードを考えてみます。Workflow、かもーん!


Linkerレシピ

Workflow: Powerful Automation Made Simple 1.7.4
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Apple)

Safari等からレシピを起動し、メモにリンクを貼り付けます。新規ノート作成にするか、貼り付け先を選ぶか尋ねてくるので、お好きなほうをどうぞ。

追記:17:11 メモ内から起動するとGoogle検索になるようにしました。


Safariから起動

通常は、はてなのブログカード形式でリンクを作成します。アイコン付きのリンクカードです。ただし、YouTubeは動画プレーヤーの埋め込みにしました。あと、TwitterもTweet表示になります。そういえば、jpg画像だとimgタグで貼り付けます。これが基本形。


Feedlyから起動

Feedly - Get Smarter 37.1
分類: ニュース,ユーティリティ
価格: 無料 (DevHD)

Workflowの強みは、ブックマークレットが使えないアプリからでもリンクが貼れること。たとえばFeedlyからでもブログカードになる。あるいはTwitterアプリからも埋め込める。対象となるアプリを問わないから今まで以上にリンク作成が簡単になります。


AppStoreから起動

意外なところではAppStoreアプリからも起動できる。ブログカード形式になります。レシピ内でat番号を設定すればアフィリエイトが有効になると思います。「思います」というのは、今まで使ったことがないので、本当に反映するか不明。使えるといいんですけど。


ブックマークレットで起動

しばらくすると、Safariからレシピを立ち上げるのが面倒になってきます。「Run Workflow」の呼び出しに一手間多い。レシピ一覧の表示も待たされるし。そんなわけで、Safariから下記ブックマークレットを使うと便利になります。すぐLinkerに入ります。

javascript:location="workflow://run-workflow?name=Linker&input="+encodeURIComponent(document.title+"\n"+location.href);

登録リンクはこちら → http://tinyurl.com/n3n547u


まとめ

iPhoneの純正メモに秘められた力をWorkflowで解放する:その8 Google
メモからWeb検索したい。曖昧な記憶を頼りにしていては筆が進まなくなります。思考が閉じて狭くなる。検索は情報の確認ではありません。思考の外部を引き込むことです。外部に繋がることで、次への連想が喚起され...

前回のGoogle検索とセットにすると、純正メモの中でリンクカード作成が完結します。キーワードを書いて、内蔵ブラウザを立ち上げ、共有シートからLinkerレシピを起動する。リンクカードがどんどんメモの末尾に溜まるので、後からそこに解説を付け加えていく。

全文コピーしてブログに貼り付ければ出来上がり。モブログ環境の骨組みはこれでいけそう。ただ、どうしてもTextwellよりバリエーションが限られるけど。

iPhoneの純正メモに秘められた力をWorkflowで解放する:その10 Preview

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純正メモもレシピを組み込むことで多機能になってきました。ネットを検索して、リンクを取り込んで、Evernoteに転送して・・・。ここまでくれば、単体でモブログができる。そう思って、はて、何か足りない。それは何だ?


Markdownプレビュー

Workflow: Powerful Automation Made Simple 1.7.4
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Apple)

多分これじゃないかな。Markdownで書いた文章を表示するプレビュー・レシピ。これなしには投稿前の確認ができません。完成図をイメージし、その地点から振り返る作業を通して文章は形を整えていく。未来からのレビューがプレビューの働き。


使い方

純正メモから起動すると、Safariが開き、Markdownプレビューを表示します。見出し系は濃いブルーのゴシック体に、本文のフォントは明朝体にしてみました。tableに対応しているので、そこにも色をつけました。レシピ内のstyleでスタイル設定ができます。Markdownはカスタマイズしないと不恰好だからね。ブログのcssを呼び出すのもいいかも。


そしてブログに投稿

Workflowの途中でHTML形式に変換しているので、それをクリップボードに保管することにしました。プレビューして問題なければ、そのままブログに貼り付けることができます。styleは組み込んでいません。pタグが邪魔な感じもするけど、汎用性優先で。

以前PDF化するPreviewレシピを作ったことがありますが、YouTubeの埋め込みが確認できなかったので、今回はSafariを使う方法に変えています。ただ、Safariのタブがどんどん増えるのが難点だなあ。あとでタブ表示ボタンを長押しし、一括終了してください。


Textwellから

Textwell 1.7.1
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: \360 (Sociomedia)

TextwellのMarkdown Previewはオンラインでないと使えません。Sociomediaのサーバーを使っている。でもWorkflow経由なら電波の圏外でも起動します。待たされないし、スタイルもカスタマイズできる。使う機会がありそうなので、アクションにしてみました。

Import Textwell ActionPreview(WF)


まとめ

今回のネタは「dataスキーム」。Safariはhttp:の代わりにdata:を使うことでHTMLソースを表示できます。でもこれまで、他のアプリからdataスキームで起動する方法はなかった。TextwellではGitHubにサーバーを立てて対処してきた問題です。アップルとしてはdataスキームを推奨するつもりはなさそう。ユーザーには隠しておきたいのでしょう。

ところがWorkflowを使うとdataスキームを転送できる。強制的にURL化する手法が使える。これが可能になると、スクリプトを送り込んで、Workflowが対応しない部分をjavascriptで実行できることになって・・・。このシリーズ、どこに向かおうとしてるんだ?


TodoistとGoogleカレンダーが瞬間同期する連携を始めました

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さらに使いやすくなった。


カレンダーに反映

速報、TodoistとGoogleカレンダーがリアルタイム相互同期 | Todoist 公式ブログ
タスクを詰め込みすぎるのです。1日は24時間しかなく、そのうち活動できるのは多く見積もっても20時間のみ、そして高い集中力を保てるのはせいぜい8時間前後。にも関わらず、多くのタスクを詰め込みすぎ、しか...

5/17の公式ブログ。TodoistとGoogleの新しい連携が発表されました。Todoistに追加したタスクがGoogleカレンダーに反映します。なるほど、予定の確認がしやすいですね。

無料ユーザーでも使うことができます。


ブラウザ経由で

あなたと共にTodoist。
世界中の数百万人から愛され、フォーチュン100企業のリーダーにも使われています。...

アプリには設定項目がありません。ブラウザでm.todoist.comを開きます。


設定の仕方

右上のメニューから「設定」を選び「連携」を選択。Google Calendar のところに「連携する」とあるので、これをタップ。あとは「何分間のイベントにするか」とか質問に答えて設定が完了します。1分で即同期。


Googleカレンダー

Googleカレンダーが読み込めるアプリを開けば、そこにTodoistのタスクも表示されます。長期的なスパンで予定を確認。Readdle好きなのでCalendarsで試してみました。

Calendars by Readdle - カレンダー 同期、タスク管理もできる 5.10.5
分類: 仕事効率化,ライフスタイル
価格: 無料 (Readdle Inc.)


まとめ

実は、設定画面で連携項目が多いと、Google Calendarが画面から外れてしまい、「連携する」のボタンが押せません。Todoistは画面のスクロールができないんだもの。IFTTTとかWorkflowとか、連携を外す必要があります。最初これで困った。一度 Google Calendar の設定をしてしまえば、また他の連携を復活させても大丈夫です。

Todoistとカレンダーの連携は便利そうです。骨の髄まで活用しましょう。

iPhoneの純正メモに秘められた力をWorkflowで解放する:その11 Documents

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パソコンと同じ感覚でiPhoneを扱いたいなら、ファイラーを導入することになります。GoodReaderが老舗ではあるけれど、僕が使っているのはReaddleのDocuments。いろんな種類のファイルを開くことができ、フォルダでファイルを管理することが可能です。


Documents6

Documentsのバージョンが6になりました。Dropboxのmp3ファイルをストリーミング再生できる。Dropboxの純正アプリでも出来ないことが、このDocumentsなら可能。WiFi経由でパソコンから見ると、ファイル・サーバーにもなる。万能ファイラーです。


アプリ・ランチャー

ファイラーらしく、Documentsにアプリ起動の機能を追加します。具体的にはURLスキームを呼び出すHTMLファイルを作る。たとえば、純正メモを起動する場合は下記スクリプトになります。とても簡単なWebアプリの出来上がり。

<script>
location="mobilenotes:";
</script>

Documentsで「テキスト作成」を選び、上記スクリプトをTXT形式で保存。「名称変更」で Memo.htm とすれば完成です。「お気に入り」に入れておくとアクセスしやすい。


AppMaker

Workflow: Powerful Automation Made Simple 1.7.4
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Apple)

ただhtmファイルの作成が少し煩雑に思えるかも知れません。それでWorkflowを使い省力化します。純正メモに定義文を書き、下記レシピを起動。定義文の1行目をアプリ名、2行目をURLスキームと見なし、htmファイルをDocumentsに作ります。


URLスキーム

htmファイルをタップするだけでアプリの起動になります。でも、それだけではない。Documents以外のアプリからでも、このファイルを呼び出せます。

Documentsには内部ファイルを呼び出すURLスキームがあります。PDFをDocumentsに置き、他アプリから参照するのが基本形。フォルダ名とファイル名を組み合わせて起動できる。ということは、htmファイルなら、自分だけのアプリが走るということなんです。

rdocs:///フォルダ名/ファイル名

Documentsへの書き込み

書き込みは下記レシピを使います。メモからはテクスト転送になり、写真アプリからだと画像保存になる。いろんなアプリの保存先をDocumentsに集約できます。Textwellからアクションで呼び出しても良い。この柔軟性がDocumentsの恐ろしさ。


まとめ

Documentsには改造の余地が多く、使い方次第で本格的ファイラーに変身します。ファイルにアイコンを付ける方法があれば完璧なんだけどな。

「手に合うハンマーを持て」とニーチェは言った Cardy in Textwell

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叩いて中身を調べたらしい。


Cardy

Textwell 1.7.1
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: \360 (Sociomedia)

CardyはWorkFlowy向けに開発したカード・スタイルです。WorkFlowyを情報カードのようなスタイルで扱う。iPhoneの狭い画面でも見やすくなるように考慮しました。

Import Textwell ActionCardy


What's new

今回追加したのは、完了トピックの一括削除。左上のロゴ「workflowy」をタップすると起動します。「Completed:Visible」のとき、表示中トピックから完了項目を削除します。

今まで削除機能はWorkFlowyモバイル版になく、HandyFlowyを使っていました。今回、一括削除が可能になりました。トピックを推敲中はCompletedにしておく。こうすれば「ゴミ箱」に似た使い方になり、「ゴミ箱を空にする」まではいつでも元に戻せます。


メニューの整理

メニューも整理。WorkFlowyには二重の語用法が隠れているからです。

1つはトピック単位。思いつきを書き留める。そうしたネタ置き場としてWorkFlowyを使います。この場合は起動時に「Card」を用います。空行後の1行目を上位トピックと見なす形式です。Textwellのテクストをクリップボードに保管し、それをWorkFlowyに貼り付けるとカード形式に変換されます。

もう1つはノート単位。文章が固まってきたときは「Note」で貼り付けます。段落を丸ごとノートにする。Noteは、1行目をタイトルとし、全文をそのノートにする形式です。タイムスタンプも付くので「ファイル保存」として扱え、デバイス間の転送にも使えます。

ノートの利点は「マージ」にあります。ブラウザ終了時に「Notes」を使うと、表示中のノートの部分だけ読み込みます。ここでもCompletedが活躍します。不要なノートはHiddenにしておく。ノート単位で順列を入れ替え、全体をTextwellに取り込む。これで長い文章でも扱いやすくなります。

トピックやノートを編集するとき、スライドカーソルが使えます。画面上を指で左右に撫でると、カーソルがその距離に合わせ移動します。また、トピックの移動は指二本でプレスするようにしてください。指一本だとブレるときがあり、移動に不便が起こります。


まとめ

Cardyは「WorkFlowyを使う方法」ではなく「Textwellを深めるメソッド」です。Textwell単体での「書く」は多彩です。でもそれは二千文字くらいまで。長い文章になると、射程距離を超えてしまう。Scrivenerあたりに移らないと全体像の管理はできません。

ところがWorkFlowyを導入すると、その射程が飛躍的に伸びます。質的に変わる。新しいタイプの執筆環境になります。この体験は他のアプリでは起こりません。TextwellもWorkFlowyも単体では「閉じないシステム」です。スキマ領域を抱えている。そのスキマの部分が共鳴箱のようにハウリングし、思索を限界の彼方に導いてくれるのです。

Kindleのハイライト部分をTextwellに読み込み読書メモを加速する

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Kindleハイライト日本語対応記念。


Kindleハイライト

Kindleアプリで蛍光マーカーを使うと、ハイライトした部分がネット上で管理できるようになります。どの部分に注目したか、そのときどんなことを思ったか。そうした個人の感想もメモとして一覧できる。紙の本にはない、Kindleならではの利点ですね。


Textwell

Textwell 1.7.1
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: \360 (Sociomedia)

そんなわけで、いつものようにTextwell。Kindleハイライトのページからリストを読み込みます。これを注釈で膨らませていけば、イージーに読書感想文がすぐ出来る。

Import Textwell ActionKindle


使い方


アクションを起動しアマゾンにログインします。Kindle本のリストが出るので、対象の書籍を選択。するとハイライトの一覧が現れます。

内蔵ブラウザを閉じるとき「Insert」を選べば、書名・ハイライト部分・ノートをカーソル位置に転写します。これを手直ししてWorkFlowyあたりに保存すればカンペキ。


まとめ

Kindleには青空文庫が置いてある。通勤時間を有意義に使うには便利なツールです。昔の作家たちは「口語体の日本語」という、それまで存在しなかった言語を創造している。言葉を繋ぎ合わせ、新しいロジックや風景描写、心象表現を生み出す。その実験をしています。

「日本語」は人工言語です。明治になって「日本人」という仮想体を作る必要が生まれ、共通語を制定し、それでもって教育を行なった。「欧米の植民地にされるんじゃないか」という恐怖が背景にあったのでしょう。急ごしらえの未完成な人工言語を作った。

その土壌から生れた「現代」が危ういのは仕方ないかもしれません。たとえば nation は「国家」ではない。nation のどこにも「家」の意味はないのに、日本人は「家」のメタファーでしか「国」を扱えなかった。いま、そのツケを払わされようとしています。

HandyFlowyでCSSを「スタイル」に登録するURLスキーム StyleMaker

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iPhoneがWorkFlowy専用マシンになった。


1.5は画期的である

HandyFlowy 1.5
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Michinari YAMAMOTO)

まさかのオフライン対応。しかも起動が一瞬になった。WorkFlowyが「ここ」にある手応え。HandyFlowyは、スクリプトで拡張できるテクスト・エディタであり、意識せずともデータがネット上に蓄積していきます。WorkFlowyの世界が大きく変わります。


新しい「スタイル」

パソコンで言うところの「Stylish」が可能になりました。ルック&フィールをカスタマイズ。CSSの知識があれば、誰でもWorkFlowyの見た目を改造できます。

handyflowy://import?name=スタイル名&style=スタイル定義

StyleMaker

とはいえ、そのままCSSを書き込むのは骨が折れる。ノート部分にCSSを書けば、それをHandyFlowyの「スタイル」に登録するスクリプトを作ってみました。

p=pageContainer.querySelector(".selected.noted");
if(p){
  name=p.querySelector(".content").innerText;
  s=p.querySelector(".notes>.content").innerText;
  url="handyflowy://import?name="+encodeURIComponent(name)+"&style="+encodeURIComponent(s);
  open(url);
}else{
  alert("No script in Note.");
};

登録リンクはこちら → http://tinyurl.com/ycsf7osd


TinyStyle

「スタイル」を公開する場合は、下記スクリプトをお使いください。書式はStyleMakerと同じで、スタイル名のトピックにノートを作り、そこにCSS定義文を書いておく。TinyStyle を実行するとSafariが起動し、インポート用のtinyurl.comアドレスを生成します。

登録リンクはこちら → http://tinyurl.com/y9ckrd59


スタイル用Cardy

「手に合うハンマーを持て」とニーチェは言った Cardy in Textwell
叩いて中身を調べたらしい。CardyはWorkFlowy向けに開発したカード・スタイルです。WorkFlowyを情報カードのようなスタイルで扱う。iPhoneの狭い画面でも見やすくなるように考慮しまし...

例題として「スタイル」用のCardyを作ってみました。従来よりカード間の隙間を詰めたことで、「大人の文房具」な雰囲気が漂っています。CSSを「スタイル」に置く利点は、タップによって適用の有無が行えること。他のスタイルに一瞬で切り替わります。

登録リンクはこちら → http://tinyurl.com/ycz4ttel


まとめ

スタイルを切り替えると、アウトラインに新しい切り口が見つかる。これは種類が増えてほしいですね。Stylishからの移殖もどーんと行われるとうれしいかな。

HandyFlowyに背景画像を付けてみました Cardy(Wall)

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カードスタイルに壁紙を。


壁紙Cardy

HandyFlowy 1.5
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「スタイル」を使えるようになったので、それを生かすデザインを考えてみました。実用性はないですけどね。壁紙を背景に貼り付け、半透明なカードを作っていくスタイルです。まるでアクリル板に書いてある美術館のインフォメーション・パネルみたいです。

登録リンクはこちら → http://tinyurl.com/ydhu8y3n


使い方

カード型なのはCardyと同じ。下位トピックをまとめてカード形式で表示します。バケットにライム色を使っています。目覚まし時計な色合いになりました。配色はご自由に変更してください。CSSを書き換えるだけなので、とても簡単にカスタマイズできます。


背景画像について

モブログの画像はGyazoに任せ、文字はTextwellで捌く
最近ここのブログはGyazo経由で画像を貼っています。フォトライフより手軽ですね。手順が最適化されてきたので、一旦まとめてみます。以前のアクションはGyazoカメラを起動するか尋ねていたのですが、使っ...

ソース内のbackgroud-imageで外部の画像アドレスを指定すると、それが背景画像になります。画像のアドレスはhttpsプロトコルでないと表示しません。Gyazoがhttpsなので、Gyazoにアップロードして画像アドレスを取得するのが手軽です。


まとめ

コルクにメモを貼っていく付箋アプリがあったりするけれど、あれとも違う感触。文字を扱うツールとして、脳髄の普段使わない部分を刺激される。これも悪くないな。

フォントは白色を基調にしているので、明るい壁紙だと読みにくくなります。明度や彩度の高い写真や多色系のイラストは避けたほうが良いと思います。

画像の表示サイズにcoverを使い、可変式にしています。リストが増えてくると画像が拡大していく。これが困る場合はcontainに変更してお使いください。

HandyFlowyを「エディタ」として使うスタイル Noty を考えてみた

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WorkFlowyはデザインによって性格を変えます。ベースにあるのは「トピック」と呼ばれるテクスト・データ。けれどスタイルを変えることで、Todoリストにも情報カードにも変身します。用途に応じてデザインを使い分ける。HandyFlowyには、そうした未知の領域が隠されています。デザインが用法を生み出す可能性がある。


エディタとして

HandyFlowy 1.5
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起動が一瞬になった。一番のネックが解消しました。「書こう」と思ったとき「書く」に移行できる。時間差がないことが発想の展開を促進します。「エディタ」として不都合はなくなりました。となると、文章を書くために最適化したスタイルがほしい。

そこで Noty を考案。しばらくこのテーマを攻めてみます。「書く」とはどんなデザインが隠された行為なのだろう。何が連想の邪魔をし、何が発見の助けとなるのか。

登録リンクはこちら→ http://tinyurl.com/yd2fkdu2


コンセプト

HandyFlowyをエディタに見立て、文章を整えるスタイルです。アウトライナーっぽさを捨て「ノート・アプリ」と言い張る。そういう作戦ですね。本文以外の情報は極力出さない。見た目はメモ帳。なのに階層化できるし、並べ替えもできる。使ううちに「こんなエディタ、見たことない」という気持ちになる。そこを目指しています。


ブログ・ファースト

HandyFlowyの推敲用スタイル「suikou」作った - アキメモ
なんか書くHandyFlowy1.5でスタイル機能がついて簡単に切り替えられるようになったので早速作ってみました。インデントをなくしつつ、段差はブログの見出しっぽく表現してます。見出しの付け方はハサミ...

ブログを書くスタイルでもある。「見出し+内容」の構成に似合うデザインを組んでみました。というか、それ以外の形式に収めようとすると美しくならない。書いただけでは不全感が残るスタイル。Cardyをもとに、あき氏作の suikou CSS を参考にしています。

第一階層は濃赤色で表示します。見出し扱いです。第二階層は本文。ここは明朝体で。第三階層は補注かな。折り畳んで隠せます。文献や背景仮説はノートに埋める。不要な段落はCompletedで一時的に非表示にする。なんだ、推敲の仕掛けも揃っているじゃないか。


まとめ

エディタとして振る舞う。けれど内部には階層構造が秘められている。不思議な「アプリ」です。書きながら、WorkFlowyだということを忘れました。箇条書きのリズムから、段落の展開を考えるリズムに変わっていた。なのに、ネット上に自動保存されている。

今後、このスタイルが何を要求してくるか見当がつきません。常用に値する利点はあるだろうか。しばらくこの Noty に付き合ってみようと思います。


HandyFlowyで画像をインライン・プレビューする QuickLook

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もっと魅せたい。


QuickLook

HandyFlowy内でYouTubeの動画や画像を表示するスクリプト QuickLook
httpsプロトコル限定。通常のhttp始まりだと表示しません。WorkFlowyはテキスト主体なので画像や動画を扱えません。ただ、URLアドレスはリンクになってSafariで確認できます。ということ...

HandyFlowyに埋め込まれたURLアドレスを簡易表示に切り替えるスクリプト。httpsプロトコルの画像のみ対応します。とても制限がありますよね。そこがWorkFlowyの困ったところ。とりあえず、下記アドレスでインポートしてください。

登録リンクはこちら→ http://tinyurl.com/ydbsa29m


Gyazo対応

Gyazoのアドレスを書けば画像を表示するようにしました。ただし、jpg決めうちなので、うまくいかない場合もあるかも知れません。iPhoneのカメラロールからアップした分は問題なさそうです。画像をプレスすると、ドラッグで移動をすることができます。


YouTube対応

YouTubeは通常のアドレスでも表示します。ただし、短縮URLは対応していません。


ブログカード表示

その他のリンクはブログカードで表示することにしました。これが意外といい感じ。今回一番気に入っているところ。タイトルが出るから可読性が増します。

QuickLookの解除は、別の階層に移ったときに行われます。あるいは、対象のトピックを編集しようとすると、本来のリンク表示に戻ります。


MathJax対応

おまけ機能として、$$で挟めば、その区間をLaTeXと見なします。数式が必要なところはこの方式で記述してください。

$$ \sqrt{b^2-4ac} $$

まとめ

HandyFlowy 1.5
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リンクをイメージしやすくなった。iPhoneに合わせ、どの表示も横幅280pxにしています。CardyやNotyにちょうど収まるサイズです。特にNotyで表示すると、ブログの完成イメージを思い浮かべやすくなります。並行してお使いください。きっと気に入りますよ。

HandyFlowyはスタイルを変えればTodoアプリに変身します Listy

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スタイルはアプリである。


Listy

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Cardyの派生系。ポストイットの付箋に見立てます。Completeすると、行頭にチェックマークがつき、色が薄くなる。買い物リストを作っておき、入手すればチェックする使い方。あるいは、長期的なプロジェクトを実現するために、一里塚を作って一つずつ積み立てる。

そんなデザインを目指しました。

登録リンクはこちら → http://tinyurl.com/y7jfhu7w


ラベルで分類

4種類のラベルを用意しました。@l1、@l2、@l3、@l4。色つきのマーカーに変わります。プライオリティを振り分ける。「@l」の「l」は、label や level の「l」です。緊急度や重要度を示しやすい。もとはタグなので、タップだけで絞り込めます。

ボールドやイタリックを使うと蛍光ペンで塗った状態になります。タスクの視認性を変えるのにどうぞ。


壁紙

iPhoneでBingの壁紙をダウンロードするのが簡単だった件
ときどき残しておきたい風景が出てくるので、Safariをデスクトップ用サイトに切り替え苦労していたのですが、まったく無用な努力だったわけです。知ると知らぬは大違い。なんと、5年分の壁紙を保管している公...

壁紙を変えてカスタマイズもできます。ソースの初めにあるbodyのbackground-image。このurlで壁紙用画像のURLアドレスを指定します。httpsプロトコルであることが条件。Gyazoを使うのがオススメ。今回は、Bing Gallery から写真をお借りしました。


まとめ

WunderlistとTaskPaperをイメージしています。どちらにも似てないですけど。エディタの操作感で扱えるのに、内実は「リスト」になっている。そんなTodoリストです。

さすがにタスクを管理するには専用アプリに長がある。でもリストは「タスク」に限りません。何か漠然と「夢」を書いて、あれこれ弄っているうちに具体的な行動リストが現れてくる。そんな作業にWorkFlowyは適しています。そのためのスタイルとお考えください。


追記:感動しました!

トピック名による双方向リンクを生成するHandyFlowyスクリプトLinkBackLink - aitatena
私はWorkFlowyを知識データベースとしても使っていまして、トピック名に語句、ノートに解説を書いて階層的に溜め込んでいます。こういうときに解説内の語句を自動的にリンク化できたらと思うのは自然な流れ...

aita氏のLBL。WorkFlowyがScrapboxになります。何を言っているかわからないと思いますが、そうなんです。WorkFlowyがScrapboxになるんです。超絶便利。

HandyFlowyに散らばったトピックをInboxに集める Stacker

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フロー&スタック。


アイデアは散在する

HandyFlowy 1.5
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ネタを書くときは、それが将来どこで使われるかわからない。ただ思いつくままに書き留め、WorkFlowyはそれを許容する。ネタは散乱し、前後のトピックは連想を生み出し、アイデアはシャボン玉のように弾ける。フロー・ライティングの面白さ。

ところがですね。この方法を多用すると、後で関連項目を束ねるのが大変なのです。とくにiPhone/iPadだと、複数トピックのコピーが使えない。全選択は一項目だけだし、SelectCopyだと段差が消える。二面開いてドラッグ&ドロップできたらなあ、と夢見てしまう。

仕方なくの代替案です。Stacker。

登録リンクはこちら→ http://tinyurl.com/yccrldqg


使い方

スクリプトを実行すると、表示中のトピックを階層ごとMemoFlowyに転送します。Inboxに書き込み、またHandyFlowyに戻る。トピックをスタックする方法。散在していたネタを一ヶ所に積み上げ、タイトルを付け直せば、第一稿の出来上がり。


深淵を覗くものは

MemoFlowy 1.8.1
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MemoFlowyが必須です。HandyFlowyのオフライン化で出番が減ったとはいえ、URLスキームで書き足す機能は闇を湛えている。簡単に放棄できない魅力が潜んでいます。

ただ、MemoFlowyは送信完了しないと書き込めない。なので、転送したはずが反映しないときがあります。MemoFlowyでWorkFlowyを起動しておけば大丈夫なのですが。

var d=0;
p=selectOnActivePage(".selected").getProject();
s=child(p);
url="memoflowy://create2send?x-success=handyflowy:&text="+encodeURIComponent(s);
open(url);

function child(x){
  d++;
  var a=x.getName().text()+"\n";
  var b=x.getNotes().text();
  if (b.trim().length){
    a+= "-- Note Start --\n"+b+"-- Note End --\n";
  }
  var c=x.getVisibleChildren();
  for(var i=0;i<c.length;i++){
    a+=Array(d+1).join(" ")+child(c.eq(i));
  }
  d--;
  return a;
};

まとめ

複数トピックの選択がない。それがモバイル版の短所。選択モードがあればいいのでしょうか。でもシンプルさがWorkFlowyの強みだから、シンプルなまま束ねる方法がほしい。Completeを「選択」に見立てる方式も思い浮かべたけれど、従来のシステムとの整合性が薄くて挫折。ここあたり難しい。

今回は、とりあえず全部転送して辻褄を合わせてみました。MemoFlowyをHandyFlowyの機能として見立てると、まだ見落とされている活用法がありそうです。

Todayee経由でTextwellからEvernoteにタイムラインを構築する

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待ってました。


Todayeeシリーズ

ライフログがサクサク書ける - todayee text 1.5.3
分類: 仕事効率化,ビジネス
価格: \120 (Lakesoft)

Evernoteをライフログに変えるアプリ群。一枚のノートにテクストや写真を追記し、Evernoteを「日記」のように扱う。写真や動画ごとに異なるアプリが担当するのが特徴。

6月のバージョンアップのとき投稿用のURLスキームがついたみたいです。気づいてなくてすみません。報告が遅れました。

jp.lakesoft.todayee.text://append?text=テキスト

Textwellアクション

Textwell 1.7.1
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: \360 (Sociomedia)

テクストだけならTodayee text で十分。写真や動画は時間のあるときに貼り付けたら良いんじゃないかな。

Import Textwell ActionTodayee


使い方

TextwellのテクストがTodayeeに書き込まれます。転送ボタンをタップすればEvernoteに追記。タイムスタンプ付きで、ロケーションも残る。ライフログを一歩深く活用。


まとめ

投稿用スキームが付いたということは、ブックマークレットやWorkflowと絡めやすくなったわけで、そちらのほうが面白いかも知れません。タイムラインがEvernoteに構築される。非公開のTwitterみたいなものです。

HandyFlowyのエディタ・スタイルNotyを少し改造しました

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ゲリラ雨過ぎて夜灯の鉾寒し。


理想のエディタ

HandyFlowy 1.5
分類: 仕事効率化,ユーティリティ
価格: 無料 (Michinari YAMAMOTO)

Notyを設定してから執筆はHandyFlowyになっています。

利点は文章構成を推敲する手軽さ。デバイスを変えての思索の継続がしやすい。雛形として過去の資産を引っ張ってこれる。WorkFlowy自体がテクスト管理として理想形な上、起動に待たされなくなったのは大きなことです。

登録リンクはこちら → http://tinyurl.com/y7hlb5hh


カーソル行の明示

今回の改良ポイント。HandyFlowyのスライドカーソルは、左右に動かしてから上下にスライドすると、上下のトピックに飛びます。

これ、便利なんですけど、見落とすリスクもあります。それで、カーソル行のトピックに背景色をつけてみました。どの範囲がブロックか見て取りやすい。


ラベルの設定

Listyで使ったラベルが便利だったので、Notyにも装備してみました。考察の甘いところや調査が必要なところに貼っておきます。タップだけで絞り込みができます。

ラベルの種類は、@l1、@l2、@l3、@l4の4種類。それぞれ赤、橙、緑、青の付箋に変身します。単に文字色と背景色を揃えているだけですけどね。


まとめ

僕はPDAを求めない。Personal Data Assistant ではなく Personal Thinking Assistant。つまり、自分で考えることを助けてくれるツールを期待しています。略すと PTA。あ、ダメっぽいですね。でもまぁ、騒ぐほどでもないか。

個人での思索を支援するツール。今のiPhoneはこの理想に接近しつつあります。WorkFlowyはその理想に外せない。後は、TextwellのReView的な機能。不明の部分をネットで検索し、関連サイトのリンクを集める方法がほしい。Workflowを絡めると出来なくはないけれど、あまり手軽ではない。

というか、Textwellの完成度が奇跡なんだろうけど。

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